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ニートの歩き方

 

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

 

 働かず生きていくにはどうしたらいいか。

働かないというより、自営業、フリーターで、お金が無くても楽しく生きるにはどうしたら良いか、が作者の平坦な言葉使いで分かりやすく書かれている。

働く意味は、結局本人のプライドなのかもしれない。

あと、ネット、ゲーム、読書、旅行は楽しいけれど、働きながらでもその楽しさを享受できるのではと思う。

 

ただ、朝いくら寝ても良いのは素直に羨ましい。

顔に降りかかる雨

 

顔に降りかかる雨 (講談社文庫)

顔に降りかかる雨 (講談社文庫)

 

女の人が大金と共に失踪する話。

ミステリーと言うよりサスペンス+ハードボイルドだと感じた。江戸川乱歩賞受賞作。

雨が降る新宿の路地裏と言った感じ。

作者の作家活動初期の作品だが、情景の表現が必要十分で、構成にも無駄がなく読みやすかった。 登場人物のどこか影がある雰囲気、不安定な精神状態が、一般社会から外れた世界に良くなじんでいた。

 

冒険の国 (新潮文庫)

冒険の国 (新潮文庫)

 

こちらも面白かった。

解説に「取り残された人」をテーマとしているとあり、納得。

「取り残され方」は色々あり、「何から」かも人それぞれであるが、心に蟠りを抱えたまま生きる事がリアルに書かれていた。

 

快活クラブ

漫画喫茶に行きました。快活クラブ。

www.kaikatsu.jp

 

オープン席が300円ちょいで90分でした。

ドリンク飲み放題+アイスクリーム食べ放題って考えたら安い。

 

読んだ漫画。

 

萩尾先生の「トーマの心臓」を動物でやっている様な漫画でした。

登場人物(?)にアカシカが出てくるのですが、キャラが立っていて良かったです。

詩的な表現が多いのですが、作者の言いたい事が読み取れなくてもやもや。楽しめなかった・・・。動物の姿をしていて共感しづらいというのもあるかも。

 

月曜日の友達 1 (ビッグコミックス)

月曜日の友達 1 (ビッグコミックス)

 

 月曜の夜に学校に集まって、その時だけ一緒に遊ぶ中学生の話。

この人の作品は思春期の陰々鬱々とした日々の閉塞感が良くあらわれています。

1巻はこれと言った落ちが無かったので、2巻(完結)まで読もうかな。

 

1日外出録ハンチョウ(3) (ヤングマガジンコミックス)

1日外出録ハンチョウ(3) (ヤングマガジンコミックス)

 

 本家の雰囲気、設定をきちんと残しつつ、ギャグ漫画・グルメ漫画として成立している所に作者達の力量の高さが伺えます。

ところで、この作品、本家を全く知らない人が読んでも面白いのでしょうか。

「私はカイジを知らなかったけど読んだよ」って人にあったら感想聞きたいですね。

フィッシュ&チップス! 

 

 

 

我らコンタクティ

 宇宙船を町工場で作る話。

我らコンタクティ (アフタヌーンコミックス)

我らコンタクティ (アフタヌーンコミックス)

 

 漫画大賞2位にランクインした。全1巻。

主人公の女性が絶妙なキャラクター。しょっぱな会社の飲み会で社長に「可愛くない」「つかえない」などとぼろくそ言われるが、物語が進むにつれて、可愛そうと思いつつも納得してしまった。

また、もう一人の主人公であるかずきはヌーボーとしている。主人公のカナエへ恋心を抱いているのかと思うと、心底興味がない様子。またロケットを飛ばしたい理由もかなり突拍子もないもので、ロケットを作る技術力の高さと相まって、これまた独特な登場人物として描かれている。

陰々鬱々とした若年社会人に「会社なんてほって置いてロケットでも飛ばそうぜ!」と爽快感を与えてくれる作品。金や名声にこだわらず、自分の目標に向かって熱く全力で取り組む主人公たちの姿勢に魅力を感じた。

残業を禁止にするとどうなるか

年休を頂き、朝からのんびりしています。

 

過勤務が問題視され、残業時間削減が叫ばれています。

こうなると出来る人に仕事が集中して、出来ない人は少ない仕事しか与えられない事態になりそうです。

当然同じ時間働いている出来る人から不満が噴出します。そう言った人たちは周りから信頼されているので、発言権があり、会社の体制にまで影響を与えられます。

出来ない人を首にするというのが一番手っ取り早いような気がします。しかし、日本企業の気質上、恒久的なリストラは難しいかと思います。とすると、あとは、時間で無く業務量で賃金を割り当てる提案をしそうです。

 

これにより、同じ会社に居ながらにして、賃金に差が出ます。フリーランスベンチャー、経営者だけでなく、一般的サラリーマンでも、出来る人は若くして大きな財産を保持するようになります。

そうなると、もう十分お金を持っているからと出来る人は定年前に会社を辞め、自由な生活を送り、出来ない人は60歳70歳になっても昇給しないため、ずっと働かなければならなくなりそうです。

 

この様な事態が良いかどうかは別として、残業を禁止するということは、つまり上記のような労働環境を促進させる事に繋がりそうです。

その時は早期に退職することはステータスとなりそうです。

 

隠居

年をとるごとに興味の幅が狭くなると聞きますが、今のところそのように感じません。

これから20年、30年経ったとき、私は何かに夢中になったり、目標を持って生活しているのでしょうか。

 

老人になっても今の様に娯楽に集中できる気がしません。

日向ぼっこと散歩しかしないような気がします。

医療費が無料になって、健康を維持できたとしても、そんな時間が延びた所で意味があるか疑問です。

しかしながら、現状私一人で日本の制度を変えることができないので、私が変わるか、日本を出るかぐらいしか方法が無いような気がします。

老人になっても、生きがいを失わないよう準備する。もしくは、海外でもできる仕事を見つけ住む。どちらにしても、特別な努力が必要になります。

 

今のところ前者の方が簡単な様に思います。

しかしながら、物価の安い地域に自由に移動できる立場と言うのは、魅力的です。最悪日本がアメリカと北朝鮮の戦争に巻き込まれるようになっても、避難できそうです。

小説家

昔気の迷いで小説を書いたことがある。

3作あって、どれも短編。連作ではない。

どこかで発表して誰かに読んで感想が聞きたいが、どこに出せば良いか分からない。

小説家になろうと言うサイトが有名だが、あまりに人口が多すぎて私には敷居が高い。何より、書いた内容がサイトのニーズと全くあっていない。

(それぞれの内容はホラー+ミステリ、ホラー、さすぺんす?みたいな何か)

書きたいことをただ書いただけで、自分では満足しているんだけれど・・・。ここに載せるのも違う気がするし・・・。

 

貴志祐介先生の小説の書き方の本が面白かった。本をエンターテイメントとして売り込むためのノウハウが書いてあった。それを元に小説家になろうと言う考えがあったわけではない。けれども、小説家が日々どうやって小説を作っているか工程が垣間見え、面白かった。

其処に、登場人物状況の10%程しか読者に伝わらないというのがあった。

文章だけで危険な状況や緊迫感を出そうとすると、やはり難しいものがある。伏線、設定等で準備も時間が掛る。

これが映画やゲームなどのエンタメ媒体だと、一瞬で「やばい状況」を作り出せて伝えられる。こういった分野と勝負するのは至難の業だと思う。

ただ小説にしかできない事もあるので(代表的なのは叙述トリック)、一概にも言えないかも。後は、文章だからこそ、読者の想像に任せる「幅」があり、より読み手の望むビジュアル、音声を提供できる、といえるかもしれない。

 

そうそう、ハンターハンター作者の富樫先生も面白い事を描いて(書いて)いた。ヒソカ対団長戦の解説を漫画のラストに書いていて、そこでマチというキャラクターを生かすか、殺すかという選択で迷った事が述べられていた。

登場人物の性格や性質がある程度固定された後は、彼ならどうするか考えると自然と展開は決まってしまうものだと思うが、(俗に言う「キャラクターが一人で歩きだす」)それに反した選択(マチを生かす)をしたと書かれていた。

今後の展開に無理がないようにするためという、明確な理由はあるが、それ以上に直感的にそうした方が良いと思ったかららしい。

 

話が変わるが、AIが注目されている。仕事がAIにとって代わられるとうわさされている。小説を自動で書くAIも登場しているらしい。

 

上記の直感的選択もAIで出来るのだろうか。創造すらも、帰納的に与えられた条件から積み上げるだけのものなのだろうか。

例えば、売れている小説の構造を分析し、共通する要素を組み合わせたものを量産する事は、出来そうだ。ただ、そこにどのような前提条件、設定を加えると、今までにない展開になるか、しかも、それが面白いものか判断するのは、難しいのではなかろうか。出来たとしても、量産システムのメンテナンスの手間を考えると、小説家(漫画家)に書かせた方がまし、となるのではと想像している。